Quantcast
Channel: 新着情報 –北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
Viewing all 210 articles
Browse latest View live

【企画展】二風谷、昭和おみやげ物語 終了しました

$
0
0

6月10日~7月9日の期間、二風谷工芸館にて開催しました、
北海道大学アイヌ・先住民研究センター サテライト企画展
「二風谷、昭和おみやげ物語」が終了しました。

期間中、多数様のご来場ありがとうございました。
アンケートについてもたくさんのご意見・ご感想をいただきました。

二風谷、昭和おみやげ物語のお知らせ記事はこちら


2017年6月10日(土)~7月9日(日)二風谷、昭和おみやげ物語 開催します

$
0
0

  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター サテライト企画展
  • 二風谷、昭和おみやげ物語

昭和30年代から40年代にかけて、観光客が北海道に押し寄せる「北海道観光ブーム」がありました。観光地では、「アイヌ」をモチーフとするお土産品や木彫り熊が多く作られ、全国各地に持ち帰られました。本展示では、この北海道観光ブームの時期に制作されたお土産品を中心に約300点を展示します。また、当時の二風谷の風景や観光の様子をうかがい知ることができる地域に保管されていた写真約40点をあわせて展示します。

※入館料 無料

日時

  • 平成29年6月10日(土)~7月9日(日)
  • 開館時間:午前9時~午後5時

会場

  • 二風谷工芸館
  • 沙流郡平取町二風谷61番地6

お問い合わせ先


    【共催】
  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター(主管)
  • 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
  • 【協力】
  • 二風谷民芸組合
  • 【後援】
  • 平取アイヌ協会、平取アイヌ文化保存会、二風谷アイヌ語教室、平取アイヌ協会青年部、
  • 平取町アイヌ施策推進課アイヌ文化保全対策室

2017年8月29日(火)アイヌを学ぶ④開催します。

$
0
0
  • 月例公開講座2017『アイヌを学ぶ④』
  • アイヌ・先住民族
    伝統文化継承の具体的方法論


アイヌ民族をふくめ、世界の先住諸民族は伝統文化継承のための取り組みをしていますが、それぞれの先住民族社会の仕組みに合わせたやり方が効果的だということが分かってきました。その具体的な方法論についてご紹介します。

※参加無料・申込不要

講師

  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター 准教授
  • 丹菊 逸治

日時

  • 2017年8月29日(火)
  • 18:30~20:00(開場18:20)

場所

  • 北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)203教室
  • ※駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。

主催・お問い合わせ

【総合博物館2F】「アイヌ」のモノとイメージ 展示開始

$
0
0

総合博物館2Fの当センターブースを展示替えし、”「アイヌ」のモノとイメージ”というタイトルで新たに展示をしております。

入場無料となっておりますので、お気軽にお越しください。

開館時間等の情報は、北海道大学総合博物館ウェブサイトをご確認ください。

2017年10月24日(火)アイヌを学ぶ⑥(最終回)開催します。

$
0
0
  • 月例公開講座2017『アイヌを学ぶ⑥(最終回)』
  • 村垣淡路守むらがきあわじのかみ
    東蝦夷地巡見絵巻ひがしえぞちじゅんけんえまきについて


村垣淡路守範正が、安政五(1858)年に箱館奉行として東蝦夷地を巡見した際の絵巻。幕吏が巡見の際に目にした、アイヌの人々の使役の様子を知ることができる資料であり、また風景描写も捨てがたい一級の資料でもある。この絵巻について考え
る。

※参加無料・申込不要

講師

  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター 客員教授
  • 佐々木 利和

日時

  • 2017年10月24日(火)
  • 18:30~20:00(開場18:20)

場所

  • 北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)103教室
  • ※駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。

主催・お問い合わせ

2017年6月10日(土)~7月9日(日)二風谷、昭和おみやげ物語 開催します

$
0
0

  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター サテライト企画展
  • 二風谷、昭和おみやげ物語

昭和30年代から40年代にかけて、観光客が北海道に押し寄せる「北海道観光ブーム」がありました。観光地では、「アイヌ」をモチーフとするお土産品や木彫り熊が多く作られ、全国各地に持ち帰られました。本展示では、この北海道観光ブームの時期に制作されたお土産品を中心に約300点を展示します。また、当時の二風谷の風景や観光の様子をうかがい知ることができる地域に保管されていた写真約40点をあわせて展示します。

※入館料 無料

日時

  • 平成29年6月10日(土)~7月9日(日)
  • 開館時間:午前9時~午後5時

会場

  • 二風谷工芸館
  • 沙流郡平取町二風谷61番地6

お問い合わせ先


    【共催】
  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター(主管)
  • 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
  • 【協力】
  • 二風谷民芸組合
  • 【後援】
  • 平取アイヌ協会、平取アイヌ文化保存会、二風谷アイヌ語教室、平取アイヌ協会青年部、
  • 平取町アイヌ施策推進課アイヌ文化保全対策室

臺中市政府原住民族部落大學の皆様が訪問されました。

$
0
0

臺中市政府原住民族部落大學の皆様が、アイヌ民族に関する視察の一環として当センターを訪問されました。
佐々木利和客員教授と当センター長常本照樹から、アイヌ民族の歴史や文化、現状についてご説明しました。

2018年2月3日(土)10周年記念シンポジウムを開催します

$
0
0
  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター
    10周年記念シンポジウム
  • アイヌ・先住民研究の
    “これまで”と“これから”

Part1: 開会にあたって

  • センターの設立を振り返る
  • 中村 睦男
  • (北海道大学名誉教授・元総長)

Part2: 報告 -センターから-

  • 10年の研究活動
  • ・言語学 ・歴史学 ・博物館学
    ・社会学 ・文化遺産学 ・考古学
  • 各分野より

Part3: 報告と提言 -アイヌ民族から-

  • 伝える・受け継ぐ
  • 貝澤 守
  • (二風谷民芸組合代表理事)
  • 秋辺 日出男
  • (阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事)
  • 八幡 巴絵
  • (アイヌ民族博物館 学芸係長)
  • 中井 貴規
  • (アイヌ文化財団 博物館運営準備室 研究員)

Part4: 報告と提言 -和人研究者の視点から-

  • 成果と課題
  • 佐藤 孝雄
  • (慶応義塾大学文学部 教授)
  • 出利葉 浩司
  • (北海学園大学人文学部 客員研究員)

Part5: 事例報告 -台湾から-

  • 原住民族研究の10年
  • 林 修澈
  • (国立政治大学 名誉教授)
  • 黄 季平
  • (国立政治大学原住民族研究センター長)

Part6: 閉会にあたって

  • アイヌ民族と北海道大学
  • 名和 豊春
  • (北海道大学 総長)

※参加無料・申込不要

日時

  • 2018年2月3日(土)
  • 10:00~ (開場9:30)

場所

  • ACU(アキュ)-A 大研修室 1606室
  • 札幌市中央区北4条西5丁目『アスティ45』16階
  • 札幌駅地下直結
  • ※北大構内ではありませんのでご注意ください。
  • ※お車でお越しの方は、札幌駅近郊駐車場(有料)をご利用ください。

主催・お問い合わせ


東京大学から徐行さんと学生のみなさんが訪問されました

$
0
0

東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET機構)の徐行助教と同ネットワーク後藤絵美特任助准教授が企画なさった、
ASNETスタディツアー「現代を生きるアイヌ民族とその伝承」の一環として、両教員と3名の大学院生の皆さまがセンターを訪問されました。

当センター北原准教授と落合准教授がアイヌ民族の文化や現状について説明し、活発な質疑応答がなされました。

【後援】「有珠の遺跡から紐解く17世紀のアイヌ民族の暮らしと古環境」

$
0
0

当センター後援の事業をお知らせします。

  • 日本学術振興会 科研費15H03272研究成果報告会Ⅱ

  • 「有珠の遺跡から紐解く
  • 17世紀のアイヌ民族の暮らしと古環境」

概 要

15世紀から19世紀初頭は地球規模で寒冷期が訪れていた時代で、小氷期(Little Ice Age)とよばれています。このうち、17世紀中頃から起きたマウンダー極小期(太陽活動低下期)は特に寒冷で、ヨーロッパや日本の古文書には、作物が育たず飢餓によって多数の人が亡くなったことが記されています。一方で、当時「蝦夷地」と呼ばれていた北海道では、巨大な噴火・津波も多発していました。

この研究成果報告会は、日本学術振興会 科研費15H03272「小氷期最寒冷期と巨大噴火・津波がアイヌ民族へ与えた影響(基盤研究(B)代表者:北海道博物館 添田雄二)」によるもので、2017年度に実施した北海道伊達市有珠での遺跡発掘調査と関連科学分析による古環境復元の結果を速報しつつ、アイヌ民族が小氷期へどのように対応していたかを探ります。

参加無料・申込不要

日 時

  • 平成30年2月24日(土)13:30~15:30

会 場

  • 北海道大学 学術交流会館 小講堂
  • (札幌市北区北8西5)

主 催

  • 北海道博物館
  • 【共催】伊達市噴火湾文化研究所
  • 【後援】北海道大学アイヌ・先住民研究センター、北海道考古学会

日 程

    13:30~13:40
  • 研究代表者挨拶・プロジェクト概要説明
    (北海道博物館 添田雄二)
  • 13:40~13:55
  • 講演「17世紀の蝦夷地と有珠のアイヌ民族の暮らし
    (北海道教育庁 生涯学習推進局 文化財・博物館課 永谷 幸人)
  • 13:55~14:15
  • 報告1「貝塚出土二枚貝類の成長線から復元された古環境」
    (国立アイヌ民族博物館設立準備室 宮地 鼓)
  • 14:15~14:35
  • 報告2「植物珪酸体分析による古環境の推定」
    (古環境研究センター 杉山 真二)
  • 14:35~14:55
  • 報告3「建築学的視点から見えてくる有珠チセ(住居)の特徴」
    (北海道博物館 小林 孝二)
  • 15:00~15:30
  • パネルディスカッション「テーマ:雪と寒さとアイヌ民族」
    (司会: ライター 柴田 美幸)
  • 15:30
  • 閉 会

お問い合わせ先

  • 北海道博物館
  • (札幌市厚別区厚別町小野幌53-2)
  • 【TEL】011-898-0456
  • 【担当】添田 雄二・小林 孝二
  • 伊達市教育委員会
  • (伊達市鹿島町20-1)
  • 【TEL】0142-23-3331(内線513)
  • 【担当】青野 友哉

    ※本報告会は、道民カレッジ(ほっかいどう学2単位)との連携講座となります。

米国議会日本研究グループ(The Congressional Study Group on Japan)の皆様が来館されました

$
0
0

米国議会日本研究グループ(The Congressional Study Group on Japan)の皆様が当センターを来館されました。

常本照樹センター長より、アイヌ民族が先住民族として認められた歴史的な経緯と、現在検討されているアイヌ政策について説明し、活発な質疑応答が行われました。

2018年6月3日(日)コレクション形成史からみる日露関係史Ⅱ

$
0
0

日露国際研究集会
コレクション形成史からみる日露関係史Ⅱ
― 北の東西交流 ―

ロシア・サンクトペテルブルクに所在する科学アカデミー東洋古籍文献研究所(IOM)には、多くの近世・近代アイヌ・北方関係資料が所蔵されています。近年、東京大学史料編纂所ならびに北海道大学アイヌ・先住民研究センターとIOM との国際的な共同研究により、その価値と魅力が明らかとなりつつあります。

今回は、2016 年の研究集会以後に見いだされた新出史料のご紹介をふくめ、コレクション形成史の観点から、北海道を主たる舞台のひとつとする近世・近代の日露間の情報交流の具体的な姿につき、考えをめぐらせてみたいと思います。

【入場無料・申込不要・日本語での発表です】


  • 【御挨拶】常本 照樹(北海道大学アイヌ・先住民研究センター長)
  •      白木沢 旭児(北海道大学文学研究科北方研究教育センター長)
  • 【趣旨説明】 谷本 晃久(北海道大学文学研究科)

【第一部】近世の東西交流

  • 情報口としての松前・蝦夷地─近世における地理学的情報の日露交流
  • シェプキン,ワシーリー(ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所)
  • ションコ乙名宛蝦夷地奉行の定書について
  • 東 俊佑(北海道博物館)
  • IOM所蔵和書からみるコレクション形成史
  • 鈴木 建治(国立アイヌ民族博物館設立準備室)+
  • 谷本 晃久(北海道大学文学研究科)
  • モスクワにわたった安永の松前藩士発給文書
  • 谷本 晃久(北海道大学文学研究科)+
  • 鈴木 建治(国立アイヌ民族博物館設立準備室)+
  • シェプキン,ワシーリー(ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所)

【第二部】近代の東西交流

  • グリゴリエフ採集の八雲地方のアイヌ語語彙
  • 田村 将人(国立アイヌ民族博物館設立準備室)
  • IOM所蔵出版物に見る明治期日本の正教会
  • 兎内 勇津流(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
  • 樺太庁による古典籍の蒐集とその背景
  • 鈴木 仁(北海道大学大学院)

【第三部】コレクションの魅力

  • IOM所蔵アイヌ・北方関係資料の魅力Ⅱ─書誌学的視点から
  • 佐々木 利和(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)

【日時・場所】

  • 2018年6月3日(日) 10:00~17:00(開場9:30)
  • 北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)
  • 1階 W103教室
  • ※駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。

【主    催】

  • 海外S科研(科学研究費基盤研究(S)
  • 「マルチアーカイヴァル的手法による在外日本関係史料の調査と研究資源化の研究」
  • :東京大学史料編纂所)ロシアⅢユニット(北海道大学文学研究科)

【共    催】

  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター
  • 北海道大学文学研究科北方研究教育センター

【お問い合わせ】

研究成果に小内 透 教授 編著の書籍情報を掲載しました。

$
0
0

当センター兼務教員の小内 透 教授 編著の書籍が出版されています。

    北欧サーミの復権と現状
    ノルウェー・スウェーデン・フィンランドを対象にして 先住民の社会学1

    先住民族に対する抑圧/権利保護政策をめぐる本格的な実証研究
    ―北欧サーミとアイヌの比較から見えてくるものとは?


    サーミやアイヌなど多くの先住民族は近代化に際して同化や抑圧の対象となったが、特に1980年代以降、その権利保護政策が進められている。ノルウェー、スウェーデン、フィンランドにまたがって居住しているため異なる政策の影響を被るサーミは、どのように国民国家という枠組みに対抗し、活動してきたのか。サーミをめぐる現状と課題を論じる本書は、第2巻のアイヌの記述と併せて読むことでさらに、先住民族の権利をめぐる問題が決して一枚岩ではない、奥深い問題であることが分かるだろう。

    価格

    \3,900+税にて販売中です。下記の連絡先にお問い合わせください。
    東信堂(TEL)03-3818-5521(代) /(FAX)03-3818-5514
    ホームページ 東信堂ウェブサイト
    メールアドレス hupress_1@hup.gr.jp
    住所 東京都文京区向丘1-20-6

    編著者紹介

    小内 透(おない とおる)
    2018年現在
    北海道大学大学院教育学研究院教授
    北海道大学アイヌ・先住民研究センター

     

    現代アイヌの生活と地域住民
    札幌市・むかわ町・新ひだか町・伊達町・白糠町を対象にして 先住民の社会学2

    先住民族に対する抑圧/権利保護政策をめぐる本格的な実証研究2
    ―先住民族とマジョリティの共生をめざして


    北欧サーミが復権運動を通して独自の議会やメディア、教育などの機関・機構を成立させていた(第1巻)一方、アイヌは差別の残存やそれに伴う経済問題など多くの困難を抱えたままでいた。しかし近年はアイヌ文化を称揚する動きの高まりや、和人(アイヌ以外の日本人)との混血などによって、若年アイヌたちの被差別経験は減少している。本書はこうした周辺社会の変化からアイヌ・アイデンティティの世代差や和人地域住民との交流関係を分析し、現代アイヌの生活実態や意識、彼らを取り巻く社会環境を詳述する。第1巻と併読することで、先住民族とマジョリティの共生には何が必要か、その多くの示唆に気づくだろう。

    価格

    \3,900+税にて販売中です。下記の連絡先にお問い合わせください。
    東信堂(TEL)03-3818-5521(代) /(FAX)03-3818-5514
    ホームページ 東信堂ウェブサイト
    メールアドレス hupress_1@hup.gr.jp
    住所 東京都文京区向丘1-20-6

    編著者紹介

    小内 透(おない とおる)
    2018年現在
    北海道大学大学院教育学研究院教授
    北海道大学アイヌ・先住民研究センター

2018年5月29日フロリダ国際大学から久保田雅子先生と学生の皆様

$
0
0

フロリダ国際大学から久保田雅子先生と学生の皆様が当センターを訪問されました。

北原准教授からアイヌの宗教と文化・言語の現状を説明し、活発な質疑応答がなされました。

IRIS NewsLetter No.1

$
0
0

当センター所属の加藤博文教授がコーディネータを務めるIRIS(International Research Networks for Indigenous Studies and Cultural Diversity)「文化的多様性の形成過程の解明を目指す国際先住民研究拠点の構築」の、ニュースレター第1号が発行されました。

画像をクリックするとPDFをご覧いただけます。


2018年7月7日国際シンポジウム「民族のあり方と先住民族政策」を開催します。

$
0
0
  • 北海道大学アイヌ・先住民研究センター
    国際シンポジウム2018
  • 民族のあり方と先住民族政策

  • 台湾平埔族の原住民族認定をめぐって

趣旨:

台湾においては、すでに原住民族と認められている16民族に対して、国会の特別議席、土地に対する権利、進学・就職の際の優遇措置などの特別の権利・利益が保障されている。しかし、台湾島の中国大陸に面した平野に居住していた民族は、明、清の時代に移住してきた漢民族に同化され、固有の文化が大きく損なわれたため、最近に至るまで原住民族として認められることはなかった。2016年に誕生した蔡英文・民進党政権は、これらの平埔族(平野の民族の意)を原住民族と認める方針を決めたが、これまでの16 民族の位置づけとは大きく異なるアプローチが取られている。

そこで、今回のシンポジウムでは、浦忠成氏に蔡政権の新しい原住民族政策の全体像と、その中での平埔族政策の持つ意味について、雅柏甦詠・博伊哲努氏に原住民身分法改正を含む、政府としての平埔族政策について、汪志敏氏に台南市のシラヤ族(平埔族の一つ)施策の内容と国と自治体の関係について、それぞれお話しいただき、さらに、王昱心氏に平埔族としての立場からのコメントをいただいて、具体の民族のあり方に応じた先住民族政策の可能性を探り、今後のアイヌ政策の参考に供したい。


内容:

蔡英文政権の原住民族政策

  • 浦忠成(総統府原住民族転型正義委員会副委員長・国立東華大学原住民民族学院長)

台湾政府による平埔族政策の回顧と展望

  • 雅柏甦詠・博伊哲努(原住民族委員会総合企画局副局長)

台南市の平埔族施策 ― 自治体の役割

  • 汪志敏(台南市民族事務委員会委員長)

平埔族としての経験から ― コメント

  • 王昱心(国立東華大学芸術学院准教授)

※参加無料・申込不要

日時:

  • 2018年7月7日(土)
  • 10:00~17:20
  • (開場9:30)

場所:

  • 北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)
  • 1階 W103教室
  • ※駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。

主催・お問い合わせ:

2018年6月14日台湾より高雄氏政府原住民事務委員会と原住民族部落大学の皆様

$
0
0

台湾より
陳海雲 氏(高雄氏政府原住民事務委員会 組長)
沙瑪郎大坡 氏(同 専員)
許春美 氏(高雄市原住民族部落大学 傅統織布與服飾設計講師)
王碧霞 氏(同 卑南族服飾制作講師)
が当センターを訪問されました。

高雄市の原住民族部落大学の活動や、台湾原住民の織物製作における現状と課題について意見交換をおこないました。


北海道大学大学院文学院(仮称)特設ページ

$
0
0

2019年4月より設置予定の、
「北海道大学大学院文学院(Graduate School of Humanities and Human Sciences)」
(仮称)の特設ページがオープンしました。(下の画像をクリックするとページへ移動します)

「人文学専攻」と「人間科学専攻」、多彩な研究分野をより深く柔軟に学べる2専攻体制になり、新たに「アイヌ・先住民学講座」も設置される予定です。

小内 透 教授 編集「帯広市におけるアイヌ民族の現状と地域住民」

2018年9月22日(土)ジェイムズ・クリフォード氏講演会

$
0
0
  • Indigeneity Today: The Historical Conjuncture
  • 今日の先住民性――歴史的状況

【講演者】

  • James Clifford (University of California, Santa Cruz. Distinguished Professor)
  • ジェイムズ・クリフォード 氏
  • (カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校・特別功労教授)
  • 通訳:太田 好信(九州大学大学院比較社会文化研究院・教授)

【要 旨】

1980年代以降、「先住民性」を社会、文化、政治運動の緩やかな集合体として考えたとき、それはトランス・ナショナルな存在として出現したといえる。この出現により、コロニアリズムの歴史が姿を変え、活発に継続していることが認識可能になる。時間としての均質さを欠く現在において、これまでとは異なった過去、そして予定調和的ではない未来を想像するのは、喫緊の政治課題の一つといえよう。しかし、その課題は、ナショナルであり、そしてトランス・ナショナルでもある支配と転覆、占有と翻訳という諸関係のなかに必然的に絡み取られている。土着と呼ばれている人びとは、都市に生活し、そして大陸と大陸との狭間に生きる。この講演では、ネオ・リベラル資本のネットワークに参加しつつも、それに挑戦し、それを超える先住民的実践を十分に説明できる歴史的「リアリズム」の可能性を、わたしは模索してみたい。

【日 時】

  • 2018年9月22日(土)
  • 13:30~15:30(開場13:00)

【場 所】

  • 北海道大学人文・
    社会科学総合教育研究棟(W棟)
  • 2階 W203教室
  • (札幌市北区北10条西7丁目 北海道大学構内)
  • ※駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。

参加無料・申込不要・逐次通訳

【主催・お問い合わせ】

このたびのジェイムズ・クリフォード博士の来日に際し、上記の講演会に続いて、福岡で開催されるWSSF 2018(World Social Science Forum 2018)での学会発表および、大阪の国立民民族学博物館での講演が予定されております。詳細は、各HPをご参照ください。

Viewing all 210 articles
Browse latest View live




Latest Images